生肉中心の犬の食事で大切なことは、リンとカルシウムのバランスを1対1〜2の比率に保つこと。生肉に大量に含まれるリンが、体内のカルシウムを消耗するため、カルシウムを十分に摂取する必要があるのです。通常は、全体の10%程度の生骨を与えることになります。 与え方は、粉砕した骨を生肉に混ぜる方法が簡単です。ただし、粉砕骨が入手できない場合は、鶏の手羽先、柔らかい鶏や鴨の首、もしくは馬のアバラ軟骨がおすすめ。これらは仔犬や小型犬、骨が不慣れな犬にも向いています。 |
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![]() ▲ 骨の髄には微量栄養素がいっぱい。 |
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鶏の骨は縦に割れ、のどや胃に刺さって危険という意見も多く見受けられますが、加熱せず、生で与える限りは安全です。特に手羽先は、パッドに包まれているので安心して与えられます。また、どうしても菌がご心配でしたら、リンゴ酢に浸してから与える手もあります。臭いがキツくなりますが、抗菌作用に加えて、食品からの摂取がむずかしいトレースミネラルの補給にもなりますので一石二鳥です。
便が白くなったり、白くて硬い便が出たりするのは、骨の与えすぎです。骨の量を調節することで解決します。
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生食を知ろう |
生肉中心の犬の食事で大切なことは、リンとカルシウムのバランスを1対1〜2の比率に保つこと。生肉に大量に含まれるリンが、体内のカルシウムを消耗するため、カルシウムを十分に摂取する必要があるのです。通常は、全体の10%程度の生骨を与えることになります。
与え方は、粉砕した骨を生肉に混ぜる方法が簡単です。ただし、粉砕骨が入手できない場合は、鶏の手羽先、柔らかい鶏や鴨の首、もしくは馬のアバラ軟骨がおすすめ。これらは仔犬や小型犬、骨が不慣れな犬にも向いています。
▲ 骨の髄には微量栄養素がいっぱい。
鶏の骨は縦に割れ、のどや胃に刺さって危険という意見も多く見受けられますが、加熱せず、生で与える限りは安全です。特に手羽先は、パッドに包まれているので安心して与えられます。また、どうしても菌がご心配でしたら、リンゴ酢に浸してから与える手もあります。臭いがキツくなりますが、抗菌作用に加えて、食品からの摂取がむずかしいトレースミネラルの補給にもなりますので一石二鳥です。
便が白くなったり、白くて硬い便が出たりするのは、骨の与えすぎです。骨の量を調節することで解決します。
食事以外に、おやつなどとして生の骨を与えることも大切です。前述のとおり、粉砕骨や軟骨で必要な量のカルシウムは摂取できますが、それに加え、犬の本能を刺激する特別なごちそうである生骨を与えることで生じる、下記のメリットも見逃せません。
1: 生の骨をかじることで、歯垢や歯石のないきれいな歯が維持されるとともに、歯や歯ぐきの疾患を予防し、あごを強化することができます。
2: かじる本能が満たされ、幸せな気持ちになるため、ストレスから解放され、犬のQOL/生活の質も向上します。
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生食を知ろう!
生食の材料