ドッグフードの定義とタイプ別比較


日本のペットフードの束ね役、ペットフード協会によれば、犬の飲食に供するペットフード=ドッグフードの定義は次の通りです。

ペットフード協会による定義

 

ペットフードとは、穀類、デンプン類、糟糠類、糖類、油脂類、種実類、豆類、魚介類、肉類、卵類、野菜類、乳類、果実類、きのこ類、藻類、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類、その他の添加物などを原材料とし、混合機、蒸煮機、成型機、乾燥機、加熱殺菌機、冷凍機などを使用して製造したもの、または天日干しなど簡易な方法により製造したもので、イヌの飲食に供するもの(以下「ドッグフード」という。)、またはネコの飲食に供するもの(以下「キャットフード」という。) をいう。
一般社団法人ペットフード協会のWebサイトから引用


ドッグフードのタイプ別分類

●いわゆるドッグフード(総合栄養食)
ペットフード公正取引協議会やペットフード協会が定義する総合栄養食を、私たちは一般的にドッグフードと呼ぶ場合が多いようです。メーカーの主張によると、この食事と水だけで10年以上!の長い期間の健康を保つことが考慮された商品が多く、必要な栄養が過不足なく含まれています。
特にドライタイプは給餌が手軽で価格はピンキリ。開封後の長期保存が可能なので広く普及しています。総合栄養食の表示をした製品は、AAFCO(アメリカ飼料検査官協会)の栄養基準をクリアしています。

●手作り食
できるだけ安全な肉、魚、野菜、トッピング、サプリメントを用いて、栄養バランスにも配慮して飼い主自ら手作りする犬の食事。
飼い主が自分の食事の調理のついでに、ありあわせの材料で作ったり、専用の手作りサポート食材を使って調理します。愛情たっぷりの犬ごはんのレシピもいろいろなメディアで見かけます。

毎日完全手作り
たまに手作り

まとめて調理→小分け冷凍

フードに必ずトッピング

フードにときどきトッピング

出来合いの手作り食を購入

ベースフードを利用

 

おおむね上記のように分類されますが、トッピング派には栄養のバランスを考えると市販の製品は外せないという人が多いようです。
また、主に穀類を中心に数種類の素材をブレンドし、脱水したベースフードを手作り食の素として、お湯をかけて戻したり、弱火で煮込んだものに、別に用意した肉類を加える飼い主も見うけられるようになりました。

手作り食材の専門店、犬用の肉屋さん、専用のデリカテッセンも増えてきました。

●生食フード
BARF(バーフ)
オーストラリアの獣医師、イアン・ビリングハースト博士が提唱する理論に基づく犬の食事。
Biologically Appropriate Raw Food=BARFは、進化に基づいた生物学的に適正な生食と訳されます。
BARFは、骨付き肉を食べていた野生時代の犬の食事を手本に、犬の健康を取り戻すことを目的にした生食プログラムです。
使用する食材は生肉と脂肪、骨、臓物、野菜と果物など。動物の進化の過程を振り返ると、穀物ベースの食事は犬や猫には適していないと、穀類は排除します。


ナチュラル・ダイエット(自然食)
コンセプトは、やはりオオカミから分岐した犬の祖先が獲物として食べていたものにできるだけ近づけた食事。
BARFと同様に100%天然の生肉、骨、野菜等にサプリメントを加えます。BARFとの最大の違いは、穀類を許容すること。
また、からだの浄化を目的に断食を取り入れ、野生動物は当然のように飢えていたということで、肉は週5日しか与えません。
ナチュラル・ダイエットのゴールは、犬たちの健康増進と長生き、そしてQOL(生活の質)の向上です。
※もちろん、ダイエットとは本来の意味の食事療法のこと。肥満防止・解消のための食事ではありません。

●ニュースタイルフード

冷凍フード(フローズンフード)
主に生食用の新鮮で高品質な肉、骨、内臓、野菜等を急速冷凍した犬の食事。冷凍庫に保存し、解凍して加熱しないで与えます。ビーフ、ラム、チキン、鹿などのバリエーションがあります。パテ状タイプ、小粒タイプなどがあります。

冷蔵フード(ミートフードフード・ロールフード)
ミックスした原材料がソーセージ状のフィルム性パックに封入されています。加熱処理されていますが鮮度保持のため冷蔵保存します。解凍が不要で扱いやすいフードです。スライスして角切りにしたり、必要に応じてつぶして与えます。

フリーズドライフード
あらかじめミックスした原材料や、肉や魚などの単体を真空凍結乾燥したもの。栄養成分や風味の変化が少なく、常温で長期保存が可能。水やお湯で戻して与えます。

パウダーフード
離乳食用やシニア用の製品の一形態。主食に混ぜたり、お湯や牛乳を加え流動食として使用します。

レトルトフード
食材や調理品をレトルトパウチに封入し、120〜130°前後で加圧加熱して殺菌した犬用の食事。主食またはドライフードや手作り食などへのトッピングに利用されます。ベースフードとして使えるおじやタイプもあります。

パン状フード
パンの製法を応用。生地を発酵させオーブンで焼いて仕上げます。冷蔵品もあります。

タイプ別比較
タイプ別/比較

日本のペットフードの束ね役、ペットフード協会によれば、犬の飲食に供するペットフード=ドッグフードの定義は次の通りです。

ペットフード協会による定義

 

ペットフードとは、穀類、デンプン類、糟糠類、糖類、油脂類、種実類、豆類、魚介類、肉類、卵類、野菜類、乳類、果実類、きのこ類、藻類、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類、その他の添加物などを原材料とし、混合機、蒸煮機、成型機、乾燥機、加熱殺菌機、冷凍機などを使用して製造したもの、または天日干しなど簡易な方法により製造したもので、イヌの飲食に供するもの(以下「ドッグフード」という。)、またはネコの飲食に供するもの(以下「キャットフード」という。) をいう。

一般社団法人ペットフード協会のWebサイトから引用


ドッグフードのタイプ別分類

●いわゆるドッグフード(総合栄養食)

ペットフード公正取引協議会やペットフード協会が定義する総合栄養食を、私たちは一般的にドッグフードと呼ぶ場合が多いようです。メーカーの主張によると、この食事と水だけで10年以上!の長い期間の健康を保つことが考慮された商品が多く、必要な栄養が過不足なく含まれています。
特にドライタイプは給餌が手軽で価格はピンキリ。開封後の長期保存が可能なので広く普及しています。総合栄養食の表示をした製品は、AAFCO(アメリカ飼料検査官協会)の栄養基準をクリアしています。

●手作り食

できるだけ安全な肉、魚、野菜、トッピング、サプリメントを用いて、栄養バランスにも配慮して飼い主自ら手作りする犬の食事。
飼い主が自分の食事の調理のついでに、ありあわせの材料で作ったり、専用の手作りサポート食材を使って調理します。愛情たっぷりの犬ごはんのレシピもいろいろなメディアで見かけます。


毎日完全手作り

たまに手作り

まとめて調理→小分け冷凍

フードに必ずトッピング

フードにときどきトッピング

出来合いの手作り食を購入

ベースフードを利用

 

おおむね上記のように分類されますが、トッピング派には栄養のバランスを考えると市販の製品は外せないという人が多いようです。
また、主に穀類を中心に数種類の素材をブレンドし、脱水したベースフードを手作り食の素として、お湯をかけて戻したり、弱火で煮込んだものに、別に用意した肉類を加える飼い主も見うけられるようになりました。

手作り食材の専門店、犬用の肉屋さん、専用のデリカテッセンも増えてきました。

●生食フード

BARF(バーフ)
オーストラリアの獣医師、イアン・ビリングハースト博士が提唱する理論に基づく犬の食事。
Biologically Appropriate Raw Food=BARFは、進化に基づいた生物学的に適正な生食と訳されます。
BARFは、骨付き肉を食べていた野生時代の犬の食事を手本に、犬の健康を取り戻すことを目的にした生食プログラムです。
使用する食材は生肉と脂肪、骨、臓物、野菜と果物など。動物の進化の過程を振り返ると、穀物ベースの食事は犬や猫には適していないと、穀類は排除します。


ナチュラル・ダイエット(自然食)
コンセプトは、やはりオオカミから分岐した犬の祖先が獲物として食べていたものにできるだけ近づけた食事。
BARFと同様に100%天然の生肉、骨、野菜等にサプリメントを加えます。BARFとの最大の違いは、穀類を許容すること。
また、からだの浄化を目的に断食を取り入れ、野生動物は当然のように飢えていたということで、肉は週5日しか与えません。
ナチュラル・ダイエットのゴールは、犬たちの健康増進と長生き、そしてQOL(生活の質)の向上です。
※もちろん、ダイエットとは本来の意味の食事療法のこと。肥満防止・解消のための食事ではありません。

●ニュースタイルフード

冷凍フード(フローズンフード)
主に生食用の新鮮で高品質な肉、骨、内臓、野菜等を急速冷凍した犬の食事。冷凍庫に保存し、解凍して加熱しないで与えます。ビーフ、ラム、チキン、鹿などのバリエーションがあります。パテ状タイプ、小粒タイプなどがあります。

冷蔵フード(ミートフードフード・ロールフード)
ミックスした原材料がソーセージ状のフィルム性パックに封入されています。加熱処理されていますが鮮度保持のため冷蔵保存します。解凍が不要で扱いやすいフードです。スライスして角切りにしたり、必要に応じてつぶして与えます。

フリーズドライフード
あらかじめミックスした原材料や、肉や魚などの単体を真空凍結乾燥したもの。栄養成分や風味の変化が少なく、常温で長期保存が可能。水やお湯で戻して与えます。

パウダーフード
離乳食用やシニア用の製品の一形態。主食に混ぜたり、お湯や牛乳を加え流動食として使用します。

レトルトフード
食材や調理品をレトルトパウチに封入し、120〜130°前後で加圧加熱して殺菌した犬用の食事。主食またはドライフードや手作り食などへのトッピングに利用されます。ベースフードとして使えるおじやタイプもあります。

パン状フード
パンの製法を応用。生地を発酵させオーブンで焼いて仕上げます。冷蔵品もあります。

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